加圧トレーニングは何故効果があるかというと、それは加圧トレーニングが筋肉を加圧によって、軽い負荷で行ってもハードトレーニングのように"騙す"から効果があるのです。
加圧トレーニングが速筋を鍛える
加圧トレーニングは一番基本は筋力増強です。それは速筋を鍛えることにあります。
人間の筋肉は、「遅筋」と「速筋」があります。
| 遅筋 | 速筋 | |
| 動くメカニズム | 酸素を使う | 糖を使う |
| 動く運動 | 軽い運動でも動く | 重い(負荷の大きい)運動 |
| パワー | 小さい・持久力 | 大きい・瞬発力 |
| 筋肥大 | 肥大しにくい | 肥大しやすい |
| 色 | 赤 | 白 |
筋力アップするには、この速筋を鍛えます。通常、大きなな負荷がかからないと速筋が動き出さないですが、加圧トレーニングで加圧すると血流が適正に制限されます。血流が少ないと遅筋が活動するための酸素が不足します。この状態でトレーニングをすると、酸素がなくても動ける速筋が活動し始めます。
これが筋肉が"騙される"ことで、筋肉はハードなトレーニングをしたような状態と同じになり、筋力がアップされます。
加圧トレーニングで引き起こされること
加圧トレーニングで引き起こされることは、以下のようなことがほぼ順序で起きます。
・血流が制限される
・運動をする
・遅筋が活動する
・血流が、これまであまり流れていない毛細血管を働かす
・酸素が不足する
・速筋が活動する
・乳酸が溜まる
・成長ホルモンが分泌される
・脂肪が燃焼する
・筋肉が増大する
赤で書いたことが、結果として期待される効果です。
加圧トレーニングの5大効果
加圧トレーニングの筋力アップを含めて、5つの効果がわかっています。
加圧トレーニングの筋力増強効果
加圧トレーニングが速筋を鍛えますから、筋力アップの効果が期待できます。速筋は通常は、ハードなトレーニングで大きな負荷がかからない鍛えられません。しかし加圧によって血流を制限されると遅筋の酸素が不足しますから、酸素がなくても動ける速筋が活動し始めます。
ですから、軽い負荷でも高い効果が得られるので、加圧トレーニングは続けやすいし、ケガなどもしにくいので、だれでも実践できます。
加圧トレーニングのダイエット効果
加圧トレーニングによって筋肉が増えると、基礎代謝が上がります。それは脂肪が燃焼しやすい体になることです。
また加圧トレーニングを行うと成長ホルモンの分泌が増えますから、太りにくい体になります。
加圧トレーニングの若返り・美肌の効果
加圧トレーニングをすると、乳酸がたまり、感覚神経から脳の視床下部・さらに脳下垂体へと成長ホルモンを分泌させるように指令を送ります。
加圧トレーニングをした後に成長ホルモンを計測すると、安静時の約290倍にもなっています。成長ホルモンは「若返りホルモン」とも呼ばれていて、肌のハリやツヤを取り戻し、脂肪のつきにくい体にしてくれます。
加圧トレーニングの血行促進の効果
加圧トレーニングで適度な圧力で加圧と除圧を繰り返します。この圧力で制限された血流が、眠っていた毛細管を蘇らせて、血行がよくなり、血流量も多くなります。
血管に弾力がよみがえり、新陳代謝が活発になりますから冷え性や肩こりなどの不調を改善します。
加圧トレーニングの回復力アップの効果
加圧トレーニングで加圧をすると、肉離れ、ねんざや骨折などのケガの回復が早くなるという研究データがあります。私が実感したことでは、体力や精力も回復が早くなりました。
成長ホルモンによって、筋肉や人体の修復が早まると考えられています。